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戸数割
「戸数割〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戸数割の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「電報」より 著者:黒島伝治
彼はそういう人々の支配を受けねばならなかった。そういう人々が村会議員になり勝手に
戸数割をきめているのだ。 百姓達は、今では、一年中働きながら、饉《う》えなけれ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
れには定助郷を勤むるものに限り高掛り物(金納、米納、その他労役をもってする一種の
戸数割)の免除を願い、そして課役に応ずる百姓の立場をはっきりさせ、同時に街道の混....
「だるまや百貨店」より 著者:宮本百合子
さではかる習慣がある。仏壇の世話は大抵男がやった。税で動けぬ上に寺へ年一二包ずつ
戸数割で米だの綿その他を納めなければならない。この節の暮しになっても、
戸数割は元....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
来市町村税として、と云うのは要するに農村に於てということだが、一億三千万円に上る
戸数割が課せられていたが、今回夫が思い切って廃税になった。之によってすべての地方....
「瘤」より 著者:犬田卯
、中地とは反対に、たった一期間の前の任期中、数千円の大穴をあけたばかりか、特別税
戸数割など殆んど倍もかけるようにしてしまったし、それから、農会や信用組合まで喰い....