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戻り掛け
「戻り掛け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戻り掛けの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
いない所が怖《こわ》くなってぞっとしたに違ない。それほどの娑婆気《しゃばけ》が、
戻り掛ける途端《とたん》にもう萌《きざ》していたのである。そうしてどてらに呼ばれ....
「奇巌城」より 著者:菊池寛
日はそれで止めた。よく落ちついて考えてから仕事に掛らなければならない。 少年は
戻り掛けた。途中で二人の田舎娘に逢ったので早速尋ねてみた。 「あの、森の向うにあ....