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「房山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

房山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
秋山図」より 著者:芥川竜之介
主峯の腹には、ゆうゆうとした秋の雲が、蛤粉《ごふん》の濃淡を重ねています。山は高房山《こうぼうざん》の横点《おうてん》を重ねた、新雨《しんう》を経たような翠黛《....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
売って、その金を善覚寺に納め、永く彼女の菩提を弔った。 秦の毛人 湖広に房山という高い山がある。山は甚だ嶮峻で、四面にたくさんの洞窟があって、それがあた....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のう》の御代《みよ》、巍石鬼《ぎせっき》という鬼が有明山に登って、その山腹なる中房山《なかぶさやま》に温泉の湧くのを発見し、ここぞ究竟《くっきょう》のすみかと、....
皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
志』には、利根郡の山川の部に、 さく山。なでこや山の南下野界にあり。下野にて定顕房山という。山の南は勢多郡に属す。 と書いてある。座句山の項の栂原山以下は、ヤケ....
山の人生」より 著者:柳田国男
することの、由なき物好みであったことを感ずるのである。十八九年前に自分は日向の市房山に近い椎葉の大河内という部落に一泊して、宿主の家に伝えた秘伝の「狩之巻」なる....