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「所動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

所動の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
はこれより少しくこれらの点について論じて見ようと思う。普通には知覚的経験の如きは所動的で、その作用が凡て無意識であり、思惟はこれに反し能動的でその作用が凡て意識....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
層の者はもちろん、それよりもなお一段上に在る中流階級すらも、みな文明の上において所動者であって、概括すれば社会は階級上三というよりもむしろ二に大別され、藤原氏の....
芸術の人間学的考察」より 著者:中井正一
である。 この「うつす」ことは、それみずから次のごとき二つの意味をもっている。所動的意味の「映すこと」と能動的意味の「映すこと」の間には一つの方向の差異がある....
うつす」より 著者:中井正一
こうしたうつすという現象がすでに移す、写す、覆すにおけるように能動的な方向と所動的な方向がわかたれてくる。何か企画的に自動的に移す場合と、単にそこに投げださ....