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所得顔
「所得顔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
い。われ等の生活せるローマ帝政時代の末期――精神的、霊的のものは悉く影を潜めて、
所得顔に跋扈するは、ただ酒色と、荒淫と、悪徳と、劣情……若し汝にしてその実情に接....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
は丘の裾を越しておもての通りも窺われる。雨に首垂れた鬼百合の花が、さもここだけを
所得顔に一面に咲き乱れていた。 「彦、この百合を一つ残らず引っ捩《ちぎ》って河へ....