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所懐
「所懐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
所懐の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
をのり越えて進撃せられたし、但し大いに若返ってやります」といった要旨。なお記者に
所懐を語って曰く、「勝てると思う。日露役のときも重臣は勝てることはおろか、多分負....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
いない。傾きかかった古家の薄暗い窓のもとで、師走の夜の寒さにすくみながら、当時の
所懐と所見とを書き捨てたままで別にそれを発表しようとも思わず、文庫の底に押込んで....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
弁論の主義が立たなくなった。そこで浦和弁論会はいずれの学校に属する学生でも自由に
所懐を述べてさしつかえないことにした。そうして黙々塾をも勧誘した。いよいよ当日と....
「魔都」より 著者:久生十蘭
、異口同音に、鳴く筈もない噴水の鶴が鳴いた時にはどんなに仰天したか、むしろ淡白に
所懐を述べたのち、浅草の木賃宿で立聴きした山木と踏絵の会話を紹介している。それは....
「十番雑記」より 著者:岡本綺堂
れていない。傾きかかった古家の薄暗い窓の下で、師走の夜の寒さに竦みながら、当時の
所懐と所見とを書き捨てたままで別にそれを発表しようとも思わず、文庫の底に押込んで....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
を通覧し、さらに青柳郁太郎、上塚周平両氏に会し、ともに午餐および晩餐を喫す。席上
所懐一首を得たり。 孤客遠游三保羅、偶逢。 (一人旅の身は遠く三保羅に遊歴し、た....