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所沢
「所沢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
所沢の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
君の一編に示された入間郡を包んで円《まる》く甲武線の立川駅に来る。この範囲の間に
所沢、田無などいう駅がどんなに趣味が多いか……ことに夏の緑の深いころは。さて立川....
「道草」より 著者:夏目漱石
の時分|比田《ひだ》と将棋を差した事を偶然思いだした。比田は盤に向うと、これでも
所沢《ところざわ》の藤吉《とうきち》さんの御弟子だからなというのが癖であった。今....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
でお出でになりました……。ははあ、四谷から甲武鉄道に乗って、国分寺で乗り換えて、
所沢や入間川《いるまがわ》を通って……。成程、陸《おか》を行くとそういう事になり....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
てた。少くとも三百万の帝都人は、直ちに、避難と防毒の手配に着手することができた。
所沢と立川との飛行聯隊、霞ヶ|浦と追浜の海軍航空隊、それから東京愛国防空隊の二十....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
」 「防護飛行隊が、監視哨と聴音隊との中間にいるわけでしたね」 「そうだ。立川、
所沢、下志津、それから追浜というところが飛行隊だが、命令一下|直ちに戦闘機は舞い....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
はね、雪がすっかり消えてしまわないうちにと、家を出て裏の上《あが》り屋敷の駅から
所沢まで武蔵電車で行って、バスで国分寺へ出て(この間はなかなかよい、大雪だったら....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
をシッカと握りしめるばかりで、怒られたことなぞは一度もなかったのである。 昔、
所沢に飛行学校があるころ、飛行機のりの猛者がよく飯能の「山の家」というところへ飲....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
ず、東京より秩父に入るの大路は数条ありともいうべきか。一つは青梅線の鉄道によりて
所沢に至り、それより飯能を過ぎ、白子より坂石に至るの路なり。これを我野通りと称え....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
れる問題であります。 それらの織物は土地によって多少の特色を示します。八王子、
所沢、青梅、飯能、村山とほとんど隣同志でも、八王子は絹の節織を主にし、村山は絣を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
がなかった。 「早飯も戦のうち――」と。 この日、十二日、初めて両軍は久米川(
所沢附近の南方)をはさんで矢合せの序戦を切った。 幕府が、変を知ったのは、どん....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
――と私が推理で書いたところは、私の誤りで、諸氏からご報告の「……堀金は現存する
所沢と川越市との中間、堀兼村のことでしょう」というご注意がまったく正しい。単行本....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
同 大砂土村土呂………………………………………………………神明の大杉 入間郡
所沢町上新井…………………………………………………………三つ井 同 小手指村北....