扇の的[語句情報] » 扇の的

「扇の的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

扇の的の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
贈った武将の心事となり、更に戦の間に和歌のやりとりをしたり、あるいは那須の与一の扇の的となった。こうなると戦やらスポーツやら見境いがつかないくらいである。武器が....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の秘妙を聞きわける耳はもたない義貞にも何となく心を打たれた。それに、那須ノ余一の扇の的は、武門の間には“祝いの曲”とされている。 彼は、自分の鎌倉の功名と、余....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
は相変らずで聴衆には興もなかったことであろう。その時も話したことだが、那須余一の扇の的とか、屋島前後のいろんな史話は、すべて人口に膾炙しているので、めったに除く....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
つまた民族性が大きな力をなして戦の内に和歌のやりとりとなったり、或いは那須与一の扇の的となったりして、戦やらスポーツやら見境いがつかなくなる事さえあった。 東....