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扇使い
「扇使い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
扇使いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
座敷へ出て来ると迷亭が薩摩上布《さつまじょうふ》を着て勝手な所へ陣取ってしきりに
扇使いをしている。
「おやいらしゃいまし」と云ったが少々|狼狽《ろうばい》の気味....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
押えながら宿直に当った。 この土地冬は雪多く、夏は又蚊が少くないのであった。団
扇使いは御寝の妨げと差控え、その代り名香をふんだんに、蚊遣り火の如く焚くのは怠ら....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
変りのうて」 「何さ、何さ」 道誉は、胸の前で、サラリと唐扇を開いて、ばさらな
扇使いに、伽羅と汗の香を放ちながら、 「去年。其許も御存知の土岐左近めが、公卿の....