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扉絵
「扉絵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
扉絵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の茶ダンス。奥の棚の上の青い葉は、琉球の「虎の尾」、うしろの絵は『冬を越す蕾』の
扉絵です。
右手のガラス障子の上の欄間には光子さんの描いたレンブラント風の色調....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
。西下以前、岩佐東一郎、藤田初巳君らと季刊雑誌「開花草子」を発行していた時、その
扉絵に水島爾保布画伯が軽気珠飛揚げの図を恵んでくだすった。私の羽織の紋はこれを下....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
薩はかなり推古仏に似ているが、乳の柔らかいふくらみや少しく腰をまげたところは幾分
扉絵の気分にも似通っている。その顔の感じは本尊と同じくわが国独特のものである。後....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
らかな虹が空にかかっていた。虹に見入る大人の顔は子供に近くなっている。平家納経の
扉絵か、扇面古写経の中の人々のように、一とき現代の顔もみななごやかで美しい。(二....