手が利く[語句情報] » 手が利く

「手が利く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手が利くの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あらくれ」より 著者:徳田秋声
ら》かの金も、二三|月《かげつ》の東京見物や、月々の生活費に使ってしまってから、手が利くところから仕立物などをして、小遣を稼《かせ》いでいた。二三度逢ううち直に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
)。予の現住地の俗信に、蝮指の爪は横に広く、癪《しゃく》を抑うるに効あり、その人手が利くという。拙妻は左手のみ蝮指だから、亭主|勝《まさ》りの左|利《きき》じゃ....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
した。 この小母さんは独身で、家も小ざっぱりして、奥の間を漢学の先生に貸し、針手が利くので仕立物をして、どこへも立ち入っているのでした。 或時|手狭な家でお....