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手が早
「手が早〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手が早の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あるので、江戸の火事に馴れ切っている彼も呆気《あっけ》に取られた。 「馬鹿に火の
手が早く廻ったな。やい、松。これじゃあしようがねえ。今度は高輪へ行け」 「伊豆屋....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
避ければ避けられたのかも知れない。或いはまた避ける隙も、余裕もないほどに、和尚の
手が早かったのかも知れない。ともかく、ピシャリと一つ打たれてしまいました。 「ざ....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
「やい小僧、こらッ、三年のライオンを退治した生蕃を知らないか、よしッ」 生蕃の
手が早くもチビ公のふところにはいった。 「いやだいやだぼくは死んでもいやだ」 ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、物《もの》の怪《け》につかれたようです。ですから、血の気の多いものは、言葉より
手が早くなりました。どうしても、そういう空気が、そうさせるとしか見えないのです。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ったのです。幻像がそうなった時、こんがらかった主膳の三ツ眼が全くくらくらとして、
手が早くも躍動すると、無茶に畳に落ちた折鏡の全体を拾い取り、力を極めて、発止! ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
の大きな湯治場《とうじば》料理屋だが、この日はさいわいに風のない晩だったのと水の
手が早かったのとで、塀を焼いただけで助かったが、京屋のほうは思いのほかに火のまわ....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
く捉えて放さないので采女は焦れて差添えをぬいて邪魔する彼の喉を突こうとしたが、相
手が早くも頸を替わしたので、その切っ先は土に深く縫い込まれてしまった。それを抜こ....
「おりき」より 著者:三好十郎
たか、一人でコリコリやってると思ってたら、見る内に麦い蒔いちゃってる。じょうぶ、
手が早えと言っても! 青年 (麦畑を見まわして)これを一人でねえ……。 中年 ハ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
やわ退こうか。通れるものなら、通ってみろ」 「それっ、踏みつぶせ」 どっち側の
手が早かったともいえない。青白い一|閃がキラとしたせつなに、闇ぐるみ、血の香は、....