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手の施しようがない
「手の施しようがない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手の施しようがないの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「退歩主義者」より 著者:坂口安吾
ばっかりに、名優なみに豪遊して借金をつくって首がまわらなくなっているから、もはや
手の施しようがない。 馬吉は空腹に降参した。泥棒だの殺人なども退歩の一策であり....
「わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
いと思った。私は第一に数学を選んでやってみたが、師匠がなくては、本だけ読んでも、
手の施しようがない。簡単に師匠について出来るのは語学であるから、フランス語、ラテ....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
るかも知れない、と思ったからだ。 しかし、せつ子も彼のもたらしたものだけでは、
手の施しようがないようだった。 「お友だちに、ダタイの病院、きいたということ、ま....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
もせずに馬車にのッて銀行へ戻った。 ★ 月曜は日中いっぱい
手の施しようがないほど習慣の行事が乱れてしまった。 病人の昼食はトースト三片と....