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手元不如意
「手元不如意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手元不如意の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
外に、何にも添えてなかったか」 「添えてございません」 「彼奴《きゃつ》め、近年
手元不如意とか、諸事倹約とか、内匠と同じようなことをいっていたが、そうか」 上....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
であるから、十カ年賦で返済するということであった。しかし手島が渋江氏を訪うて、お
手元不如意のために、今年は返金せられぬということが数度あって、維新の年に至るまで....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
う」 「時に宇津木君、君は路用を持っているか、用意があればさしつかえないが、もし
手元不如意だったら、遠慮なく言ってくれ給え」 これは不思議である。 兵馬の方....