手印[語句情報] » 手印

「手印〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手印の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
椿事《ちんじ》は日本にまたあるかいな。 されば弁慶力試しや、男装した赤染衛門の手印などは、耶蘇坊主の猥雑《わいざつ》極まる詐欺に比べて遥かに罪が軽い、それから....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ーシーの『邪視編』に諸国で手の形を画いて邪視を防ぐ論あり。今もこの辺で元三大師の手印などを門上に懸くる。されば猴を嘉儀の物とするに雑多の理由あるべきも邪視を避く....
法然行伝」より 著者:中里介山
日の念仏を修した時に、後の人の異義を戒めんが為に、一巻の書を著した。「末代念仏授手印《まつだいねんぶつじゅしゅいん》」といいよく法然相伝の義を伝えた。 筑後の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
店がある。 わけて小倉の細川家からは、特に藩の御用も仰せつかっているので、お船手印もゆるされ、苗字帯刀もいただいて、赤間ヶ関の小林|太郎左衛門といえば、中国九....