手奇麗[語句情報] »
手奇麗
「手奇麗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手奇麗の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が細かで、上手に紅入の宝袋なぞ拵えてよこす。下田の金さん処のは、餡は黒砂糖だが、
手奇麗で、小奇麗な蓋物に入れてよこす。気取ったおかず婆さんからは、餡がお気に召す....
「渋谷家の始祖」より 著者:宮本百合子
周囲に槇をずうっと植え込んで、裏の菜園で苺の実熟《みの》るこの家には、五葉の松に
手奇麗な霜除をした九段の家とは、何かまるで種類の違った力がある。光る仏壇と、どこ....
「京都人の生活」より 著者:宮本百合子
で見ると、感じ方が、その土地で暮している者とは違う。京都人の日常生活の細やかさ、
手奇麗さなど、風景でも大ざっぱで野趣のある関東から来た人は、誰でも賞め、価値を認....