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手寄
「手寄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手寄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
靴の仕事で、時代の新しい生活を切り開き、露助向けの靴の輸出を盛大にやっていたのを
手寄り、そこでその仕事をおぼえ、田舎へ帰って小さな店をもっていた。同じ真綿工場の....
「安重根」より 著者:谷譲次
なども引き込んである。そこここの床に食客たちが寝泊りするマトレスが敷いてある。下
手寄りに、出入口のドアが開け放されて、街路の灯りがかすかに流れ込んでいる。正面中....
「若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
ャダラン》族の旗、黄色地に白と赤の星月の旗が、壁掛けのごとく懸けてある。 舞台上
手寄りに、そこだけ二三段高く、王座あり。かたわらの飾り台の上に、大いなる青銅の香....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
破って、どどーんの一大音響が聞え、愛宕山が、地震のように動いた。それと同時に、山
手寄りの町に炎々たる火柱がぐんぐん立ちのぼって、天を焦がしはじめた。 検事は、....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
一句に一切を片づけて了って、 「了休禅坊とは在俗中も出家後も懇意に致居りましたを
手寄りに、御尋致しましたるところ、御隔意無く種々御話し下され、失礼ながら御気象も....
「女の一生」より 著者:森本薫
知栄 第一幕の一 堤家の焼跡。 昭和二十年十月のある夜。 正面右
手寄りに、之だけが完全に残った石燈籠。左手に壕舎の屋根、舞台右
手寄りに切石が二つ....
「子を奪う」より 著者:豊島与志雄
きた。無理につぶった眼を開くと、兼子がじっとこちらを見ていた。二人の間には少し下
手寄りに、依子の房々としたお河童《かっぱ》さんが、夜着の白い襟から覗いていた。彼....
「三甚内」より 著者:国枝史郎
ねえ。やい! 一思いに切ってかからねえか!」 「えい!」 と初めて声を掛け、右
手寄りにツツ――と詰める。 「わっ、来やがった、あぶねえあぶねえ」 これは左手....
「俊寛」より 著者:倉田百三
にて銅鑼の声つづけざまにひびく。 第二場 船着き場。まばらなる松林。右
手寄りに小高き丘の一端見ゆ。そのふもとにやや大なる船|泊まりいる。正面に丹左衛門....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
見える筑波山。土手の向う側(舞台奥)は小貝川の河原添いの低地になっていて、その左
手寄りに仕置場が設けてあるらしく荒組の青竹矢来の上部の一部が見られる。街道かその....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
を嗅ぐ犬のように、鼻を一つ一つの桟とすれすれに調べ始めた。真中から外部へ向って右
手寄り四本目の格子の桟に、例えば木綿針ほどの細い瑕跡があって、新しく削られたもの....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
昼からお山よ! 馬でいきましたの。貴方が越えておいでになった周防山の、もう少し右
手寄りに、禿山があるの、御存知? 今日はそこへいきましたの。その山からマンガンが....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
1 下妻街道追分土手上 右手遠くに見える筑波山。土手の向う側(舞台奥)は小貝川の河原添いの低地になっていて、その左
手寄りに仕置場が設けてあるらしく荒組みの青竹矢来の上部の一部がみられる。街道から....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
を抱いて、教えられた方角を、星あかりの道に求めて行った。およそ城の中のわけても搦
手寄りの方は丘や林や浅い谷などもあって、夜などは殊に山の中を歩くのと少しもちがわ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ノ、エンヤラヤアノ、エンヤラヤアノヤアヤ。………… 「あ、やってるな。」 山の
手寄りの駅の空では赤や緑の電灯が深紫の闇の中に煌々と二列に綴られていた。何かまた....