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「手旗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手旗の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
んでいた。 艦橋の上に、器用に足を踏まえている信号兵は、目にも止まらぬ速さで、手旗を振っていた。 高い檣の上からは、戦隊と戦隊との連絡をとるために、秘密の光....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
れに気がついていたので、山岸少年をつれてきたのだった。少年は、帆村のいうことを、手旗信号でもって兵曹長に通じた。もちろん旗は持っていないから、手先を動かして信号....
火薬船」より 著者:海野十三
いといってますぜ」 事務長は、うむとくびをふって、 「ああ、いますぐかえると、手旗信号で返事をしてくれ」 「ねえ、事務長」 「なんだ。まだなにかあるのか」 「....
怪塔王」より 著者:海野十三
じめを命じませんでした。 それに代って、信号兵がえらばれ、本艦との間にさかんに手旗信号が交されました。本艦でも、まったく不意うちのありさまで、甲板にいた水兵さ....
幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
、このボルク号の中にいた。人喰い獣は、もう全部やっつけた!」と、貝谷は、旗のない手旗信号で、おどろくべきニュースを知らせた。 ボートの中でも、よほどおどろいた....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
いの心からだった。 「おい、早く飛行島の様子を知らせろ」 と、艦内から旗のない手旗信号をやっている兵がある。 帰ってきた水兵は、桟橋の上から、これに応じてし....
金狼」より 著者:久生十蘭
の入口のところで、西貝と乾がうろうろしている。葵がそのほうへ両手をあげて、それを手旗のように振った。 二人は、遠くから、やあ、やあ、いいながら近づいてきた。乾....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
りがとう。」 『最上』は信号旗をかかげた。すると、もえる『高尾』の上甲板から、手旗信号で返事があった。 「復讐戦をたのむ。『妙高』『那智』を残して、わが艦隊....