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手札型
「手札型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手札型の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小さいアルバム」より 著者:太宰治
ろか、肉親の写真が一枚も無い。いや去年の秋、すぐ上の姉がその幼い長女と共に写した
手札型の写真を一枚送ってよこしたが、本当に、その写真一枚きりで、他の肉親の写真は....
「正義と微笑」より 著者:太宰治
ねいに教えてくれた。自筆の履歴書、父兄の承諾証書、共に形式は自由、各一通、ほかに
手札型・上半身の最近の写真一葉、それだけを五月八日までに、事務所に提出の事。 「....
「肌色の月」より 著者:久生十蘭
いう報告を受けた……だいたい、こんなところだ」 そういうと、畳紙の写真挟みから
手札型の写真を出して久美子に渡した。 「それが大池忠平の顔写真だ……湖水の分れ道....