手火[語句情報] » 手火

「手火〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手火の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
維持と言いて古制旧儀に背き、ブリキ屋根から、ペンキ塗りの鳥居やら、コンクリートの手火鉢、ガスの燈明やらで、さて先人が心ありて貴重の石材もて作り寄進せしめたる石燈....
名君忠之」より 著者:夢野久作
。そのような折柄に、左様な申立てで塙代奴を取潰いて、薩州と事を構えたならば却って手火事を焼き出そうやら知れぬ。どのように間違うた尾鰭が付いて、どのような片手落の....
日輪」より 著者:横光利一
て来た。やがて、琴と笛と法螺とが緩やかに王宮の※の方から響いて来た。十人の大夫が手火をかかげて白洲の方へ進んで来た。続いて、幢を持った三人の宿禰が進んで来た。そ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、比較的明瞭に残留している方である。手|杵で餅を搗き、削り掛けを以てしでに垂れ、手火を投げて火祭をする風習が、田舎の隅々にまで伝わっているのみならず、数多い月々....