手癖が悪い[語句情報] » 手癖が悪い

「手癖が悪い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手癖が悪いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
男は芝浦で泳いでいるうちに沈んだ。次男は麻疹で命を奪られた。三男は子供のときから手癖が悪いので、おまきの方から追い出してしまった。 「わたしはよくよく子供に運が....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の台というやつがのっかるのが落ちでございますが、不思議とこの兵助は餓鬼の時分から手癖が悪いくせに、こうして御方便に四十の坂を越して、安穏《あんのん》に牢名主をつ....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
のもゐるし、筋骨隆々眼光するどく悪憎の面醜の老婆、ほかの人雇つちやダメよ、みんな手癖が悪いからと声をひそめて忠告してくれる女もゐる、いづれも鬼気をひそめ妖気を放....
夜光虫」より 著者:織田作之助
違いまっしゃろ――。あの女はこれでっせ」 と、人差指をクの字に曲げるのだった。手癖が悪い――泥棒だというのである。 驚いて、きくと、隣の部屋の女客の著物を盗....