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「手結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手結の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ては五月五日の騎射、駒牽《こまひき》、左近衛《さこんえ》、右近衛《うこんえ》の荒手結、真手結、帯刀騎射《たてわききしゃ》というような儀式、武家では流鏑馬に犬追物....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
の字余りとは趣がちがうので破綻|云々と云った。「つ」止めの参考歌には、「越の海の手結の浦を旅にして見ればともしみ大和しぬびつ」(巻三・三六七)等がある。 ....
土佐の地名」より 著者:寺田寅彦
魚。仁淀川と塩魚は縁が薄いが材木とは縁が深い。 越知 「オチ」は水の渦を巻く義。手結 「タイ」森(タユイ)とは必ずしも同じではないかもしれぬ。 津呂 「ツル」は....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
回るのである。そして間もなく、これも自分の家で成年に達した娘の雌精器に触接し、握手結婚して一緒になり、ここにめでたく生育の基礎を建てるのである。すなわち許嫁の男....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
には、どうあっても美しくなるような掟が働いていることが気附かれます。それは悉く「手結」と呼ぶ方法で織られます。絣になる部分を括る時、単位を定め、その組立で模様を....
宇賀長者物語」より 著者:田中貢太郎
己も池の中へ身を沈めました。 伊勢参宮から帰りかけた長者の一行は、ある夜半比、手結山と云う山坂の頂上にかかりました。手結から浦戸へは五里位しかないから、夜路を....