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手草
「手草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手草の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桜花を詠める句」より 著者:杉田久女
、夕ぐれの中のほお白いかおばせ。 土手につく花見づかれの片手かな より江 土
手草につく花見疲れの片手。共に近代人ならではえがき得ぬ情景なり気分なりの細やかさ....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
しまった. 魔物の船はヤイレスポの国へ着いた.死体を家の中へ運び入れて,二つの
手草を作り,それで死体を祓って,彼らを蘇生させた. ヤイレスポとポニポニクフは....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
った。 で――がっかりした拍子抜けが一致して、誰からともなく、夜露をおぼえる土
手草の上へ、ごろごろと転がりだし、ムダに疲れた足を東西南北に向けあっていると――....
「山の人生」より 著者:柳田国男
いがある。何の故に山の神たる者がかくのごとく、人間の家刀自の必ず持つべきものを、
手草にとって舞うことにはなったのか。それがまず決すべき問題だといわねばならぬ。杓....