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手裡
「手裡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手裡の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
何を持っているのか得物を確かめるつもりで、彼の歩みまわる影を凝視していると、右の
手裡から小脇を後ろに抜け、約四尺ばかりの丸棒をしのばせていることが分った。 そ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
りして」 「しッ……」 といわれたので新吉が声をのむと、そのとたんに、弦之丞の
手裡を離れた小柄が、キラッ――と斜めに闇を縫って行った。 ちょうど小柄が届いた....
「四つの都」より 著者:織田作之助
日である。 拡声機から音楽が流れている。 それに合せて、女の子達の体操がやがて拍
手裡に終る。 拡声機の声「二年女子の団体体操は終りました、次は……」 放送してい....