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手鉤
「手鉤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手鉤の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
みす、この科人《とがにん》を――」
「待てと言ったら!」
と、止めて広海屋は、
手鉤《てかぎ》を持った出入りの鳶《とび》に、
「おぬし達、この長崎屋を、くくり上....
「見えざる人」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
に吹出したものだろうが、例の血痕のすぐ前に立ちはだかっている。手の代用せる一方の
手鉤が少しさし上げられている。たちまちアンガスはスミスが自分の発明した鉄製の人形....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
を、せき立てて、手を振ったり、叫んだり、走ったりしていた。
提灯を片手に、腰に
手鉤《てかぎ》を、或る人は棒をもって、後から出る手当の祝儀を、何う使おうかと、微....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
から喧嘩早そうな見てくれで、どこでも喧嘩をしなかったときは血が騒いでならないとて
手鉤を持ってきては商売物の大鮪や大平目の胴体へ、所|嫌《きら》わず滅多やたらにそ....