手間代[語句情報] »
手間代
「手間代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手間代の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る嬰児殺しの動機」より 著者:佐左木俊郎
いほどの金を握って吾平爺は帰らなければならなかった。 「荷車で一台曳いていって、
手間代にもならねえなんて……」 しかし、どうにも仕方がなかった。そのうえに、吾....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
げます、長二郎は指物屋でございますから、昨年の夏頃から度々誂え物をいたし、多分の
手間代を払い、主人夫婦が格別贔屓にいたして、度々長二郎の宅へも参りました、其の夜....
「おりき」より 著者:三好十郎
えと思っているが、なんせ、荷造りをして運賃を見て積出しても、仕切値段が、こっちの
手間代も出ねえと言う具合じゃ、一時はまあ何とかやっていても、永続きはしねえ訳でね....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
柳斎である。――虫干しも終り、あすは住吉へ帰るというので、慰労の酒をのませ、路銀
手間代など与えて、寝かせておいたものだった。 「……つい、この暴風雨に眼がさめて....