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「才徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

才徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弟子」より 著者:中島敦
》を求めようとするのでもなく、また、滑稽《こっけい》なことに、師の傍に在って己の才徳を磨こうとするのでさえもなかった。死に至るまで渝《かわ》らなかった・極端《き....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
我家とし嫁は夫の家を我家とす。当然のことにして、又その家の貧富貴賤、その人の才不才徳不徳、その身の強弱、その容貌の醜美に至るまで、篤《とく》と吟味するは都《すべ....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
く》いるに非ずして、ただ普通なる日本人の資格をもって、政府の官職をも勤むるほどの才徳を備え、日本国人の中にて抜群の人物なりとて、その人物を表するの意ならん。官吏....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
の人民に、生まれながらその身につきたる位などと申すはまずなき姿にて、ただその人の才徳とその居処《きょしょ》とによりて位もあるものなり。たとえば政府の官吏を粗略に....
三国志」より 著者:吉川英治
将軍を饗するのは、その官爵を敬うのではありません。わしは日頃からひそかに、将軍の才徳と、武勇を尊敬しておるので、その人間を愛するからです」 「いや、これはどうも....
三国志」より 著者:吉川英治
の魯粛はまたご辺を推薦した。こんどはその三代に当る守将であるから、もうすこし人望才徳、機略遠謀兼ね備わった人物をそちも推挙すべきであろう」 「ですから、それを兼....