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打ち放す
「打ち放す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
打ち放すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
だ。犯人は隠微な手段を藉らずに、堂々と姿を現わして、ブラッケンベルグ火術の精華を
打ち放すだろう。勿論標尺と引金を糸で結び付けて、反対の方向へ自働発射を試みるよう....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
命中せしめたまえ! と、八百万《やおよろず》の神々に念じながら、ズドンとばかりに
打ち放すと、筒口からは末広形の猛烈な火炎が噴出し、その反動でコン吉は、うしろへで....
「山の人生」より 著者:柳田国男
を見た。その身の丈が見上げても目の届かぬほどに高かった。あまり怖ろしいので鉄砲を
打ち放す勇気もなく還ってきたと語ったそうである。昨今は既に製紙や枕木のために散々....