» 打っ棄

「打っ棄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

打っ棄の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
決闘」より 著者:神西清
とか、僕はしょせんルーヂンに過ぎないとか言いわけをするにきまっている。あんな男は打っ棄ってしまい給え、頼むよ。泥んこから身を引き給え。両手で泥んこを掻き廻すよう....
白髪小僧」より 著者:杉山萠円
で、直ぐ前の横路地に、香潮の姿を見て逃げ出して行った果物屋の婆さんが、逃げかけに打っ棄《ちゃ》って行った灰色の大きなマントと、黒い覆面の付いた茶色の頭巾と、毛皮....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
も、そういうことのために師匠譲りの木彫りを粗略にし、二年間も小刀の手入れをせず、打っ棄って置いたということは何とも済まない。これはこうしてはいられない。自分は元....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
あるから、私は、日頃から、後藤氏の口癖にもいってる言葉を思い出してさえも、これは打っ棄って置くべきことでないと思ったのであります。氏は、「自分は、多少の余財を作....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
びて、掘り上げられた土が向うに、山をなしています。|荷揚げ機やブルドーザーなぞも打っ棄られたまま、工事半ばの立ち腐れを見せているのです。 「ほう!」 と、もう....
芝居狂冒険」より 著者:夢野久作
とかしようがサッパリ見当が付かない。向うから汽車が来る。こっちからも汽車が来る。打っ棄っておけば、衝突するにきまっている。ああ、俺はドウしたらいいだろう……とい....