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打付ける
「打付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
打付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
ハタキなんぞという釣もありました。これは舟の上に立っていて、御台場《おだいば》に
打付ける浪《なみ》の荒れ狂うような処へ鉤《はり》を抛《ほう》って入れて釣るのです....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
何を致す、人違いをするな」 と云いながら傍に有りました今戸焼の蚊遣火鉢を取って
打付けると、火鉢は山之助とお繼の肩の間をそれて向うの柱に当って砕け、灰は八方に散....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
だん山間の溪流に沿うて降って行きますと、奔流の岩に激して流るるその飛沫が足もとに
打付けるという実に愉快なる光景であります。そういう面白い光景も不風流なるチベット....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
/\ッと松ヶ枝に中りまする風音、どぷり/\という春の海では有りますけれども、岸へ
打付ける海音高く、時はまだ若春のことで、人ッ子一人通りません。すると裏手の松林の....