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打出の小槌
「打出の小槌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
打出の小槌の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桃太郎」より 著者:芥川竜之介
ものの振り出せる打出《うちで》の小槌《こづち》という宝物さえある。」
「ではその
打出の小槌から、幾つもまた
打出の小槌を振り出せば、一度に何でも手にはいる訣《わけ....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
の家のおっさんのガッチリして御座るのには呆れた。両方儲かる話が、わからんチウタラ
打出の小槌でたたいても銭の出んアタマや……ハハン。買うて下はらぬ位なら他の店へ行....
「坂田の場合」より 著者:豊島与志雄
おかしいんだ。」 「どうしてです。初めから、お伽噺だといってたじゃありませんか。
打出の小槌だといってたじゃありませんか。小槌そのものは架空の観念でも、打出される....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ここでは坊ちゃんは海表の世界から縁あって、鶴見に授けられたものとする。坊ちゃんは
打出の小槌を持って来る。そして無心で、いろいろの宝を、その小槌から打出しては、そ....