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払込
「払込〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
払込の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ているせいであろう。 が、昨日今日、二軒ばかり明きそう。一軒はもう敷金と家賃を
払込んで置いた。二十五円という安い家だ。しかし「早く見に来なさい」と知らせて置い....
「幸運の黒子」より 著者:海野十三
ゃしない」 半平は川原の××生命へ、一万円の保険を掛けているのだった。この際、
払込金の一部を低利で貸してもらおうと思って川原に交渉を頼んだのだったが、それが最....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
の新株を持っていて、捨てようとしても容易に捨てることができないで、あとへあとへと
払込みさせられると同じように、いつまでもいつまでも責め立てられます。そこでやむを....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
諦めること、閉鎖する支店に未練を持ち継続することを許さず、なお前に贈与した株式は
払込額面の一割増しで主人が即時買い戻すことを通告して、現金を店員たちの前に出しま....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
を現金勘定の借方に記入し、また出資社員勘定の貸方に記入する。もし出資社員が直ちに
払込をなさず、または一時に全部の人が
払込をしないときは、これら出資者A、B、C等....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
来なかったら、政府はわれわれから取った所得税其の他の内から金を出して、少なくとも
払込金額の六分に届くだけの配当保証を十五年間でも二十五年間でも引き受ける、という....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
の問答があって、とど僕が狩野法眼《かのうほうげん》元信の幅を六百円ただし月賦十円
払込の事で売渡す」
「タイムスの百科全書見たようですね」
「タイムスはたしかだが....
「魔都」より 著者:久生十蘭
双璧。一方は熊本の山奥の僅か八百キロの電気会社から出発して今では構成会社二十七、
払込資本三億円。北満の事業王とまでいわれる小口|翼《たすく》の日興コンツェルン。....
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
一円を徴収し、それを最終篇の代金に当てるという規定で、取次店へ申込んでも同く一円
払込という事にして居たが、取次店では其証拠金を
払込まない、其口実は「若し出版元が....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たという返事でした。まだつかないでしょうか。何でも十二日ごろ発送したそうですが。
払込は二月十六日にして居ります。あの英和どうでしょう。わるくありませんでしょう?....
「樹氷」より 著者:三好十郎
在も横田さんは主人に言いつかって、信州に行っている筈ですの。なんでも、会社創立の
払込金の敏行の分がまだかなり残っているとかで、そのため先日から金をかき集めている....
「廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
っしゃったって―― お光 暴だって? 柴田 まあまあ、いや、何と言っても私の方に
払込む義務は有るんじゃから―― お光 そうですよ、義務が有りますよ。 せい いえ....
「上海」より 著者:横光利一
てるよ。」 「まだここらにいるのかね。」 「うむ、いる。前の細君だってまだ全額|
払込にはなっていないんだのに、また次のが、これが月賦だ。」 「御橋はどうした。」....