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扛
「扛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
扛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
が甲板の人を取り巻いて、フォクスルのほうで、今までやかましく荷物をまき上げていた
扛重機《クレーン》の音が突然やむと、かーんとするほど人々の耳はかえって遠くなった....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
積みあげてあった。それは紛失していたかの四十九個の銀錠であった。 捕卒は銀錠を
扛って臨安府の堂上へ搬んできた。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
積みあげてあった。それは紛失していた彼の四十九個の銀錠であった。 捕卒は銀錠を
扛って臨安府の堂上へ搬んで来た。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない....
「レンブラントの国」より 著者:野上豊一郎
まずいているマリアと、彼女から赤ん坊のキリストを取って両手に抱えて、目を天の方へ
扛《あ》げて膝まづいている金色の袍を着たシメオンが、主要人物である。マリアの傍に....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
死の魂を埋却す 犬江親兵衛 多年剣を学んで霊場に在り 怪力真に成る鼎|
扛ぐべし 鳴鏑雲を穿つて咆虎|斃る 快刀浪を截つて毒竜降る 出山赤手強敵を擒にし....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
衆徒盤環呪持すれば、此の人忽ち狂躍を示し、或は咆吼忿嗔して状獣属の如く、力大磐を
扛ぐ。若し触濁の人あれば、則ち捕へて数十歩の外に※と謂ふ。 これは所謂|護法実....