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「扨又〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

扨又の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
法にはづるゝ事ありとも、兎も角情実をよく勘《かんが》へて軽むる方は難なかるべし。扨又、異国にては、怒にまかせてはみだりに死刑に行ひ、貴人といへども、会釈もなく厳....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
は唯極端の場合に備うるのみ。親子の情は斯く水臭きものに非ず。呉々も心得置く可し。扨又結婚の上は仮令い命を失うとも心を金石の如くに堅くして不義するなとは最も好き教....
河童小僧」より 著者:岡本綺堂
あったが、念の為に小舟を漕ぎ出して其影の辺に近づいて見ると影は消えて何にもない、扨又|旧の岸へ帰って見ると、彼の影は依然として水の上に迷っている、これは恐らく水....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
置いて、一種の恐ろしい修法をする行事が今も行われているのである。都名所図会に、「扨又夜に入って、里の俗を一人本堂の中に座せしめ、院衆法力を以て祈り殺し、又祈り活....