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承久の乱
「承久の乱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
承久の乱の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
末法に入ってから二百二十年ばかり過ぎたときに仏の予言によって日本に、しかもそれが
承久の乱、即ち日本が未曽有の国体の大難に際会したときに、お母さんの胎内に受胎され....
「鍛冶の母」より 著者:田中貢太郎
一 土佐の国の東端、阿波の国境に近い処に野根山と云う大きな山があって、昔は土佐から阿波に往く街道になっていた。
承久の乱後土佐へ遷御せられた後土御門上皇も、この山中で大雪に苦しまれたと云うこと....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
他家に監禁される始末――。いらい帝の牢愁のお翳りはいとど濃い。 平家の頃にも、
承久の乱にも、帝王の受難は、二、三にとどまらなかったが、なお幾らかの畏れと、いた....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
名も、 刑部ノ少輔時興 と、変えていた。 元々、西園寺家と北条氏とは、遠い
承久の乱いらいの深い因縁がある。当時、関東方について、北条氏に協力したので、それ....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
る。いや小説でないこの古典をじかに読むひとにしても、一応は年表などで鎌倉以降の“
承久の乱”とか“蒙古襲来”などの重要事項はあたまに入れておくぐらいな用意があって....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
方ではまたこうもいう。それはしいて仮説を立てるものである。佐々木・梶原の先例を、
承久の乱の戦士が後に真似たのであって、やはり従来の先陣争いの方が正しいのだ、と。....