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「承知之助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

承知之助の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
を押入れにでもかくして、おれがけえってくるまで家をあけねえでくれよ」 「あいサ。承知之助《しょうちのすけ》だよ」 萩乃へあてた手紙をふところへねじこんだ左膳、....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
くら蕾も雨に濡れにけり、かな。」 「ちゃんちゃらおかしいや。抜かるな。」 「合点承知之助。」 勘弁勘次、影のようにお糸の跡を踏んだ。 合点長屋へ帰ろうとして....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
手を返上して海老床へ梳手《すきて》に弟子入りだ。勘、その気でぬかるな。」 「合点承知之助――だが、親分、野郎にゃ小指《れこ》がついてたってえじゃごせんか。してみ....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
何やら吹込んだ藤吉の魂胆。頷首《うなず》きながら聞き終った彦兵衛は、 「委細合点承知之助。」 ぶらりと歩き出す。 「屑っ籠は置いてけよ。」 茶化し半分に追い....
式部小路」より 著者:泉鏡花
「御世話様でした。」といってただ受取ったのが、女房の解せない様子は、奴もとより承知之助。 台所に踞んだまま、女房の、藍微塵の太織紬、ちと古びたが黒繻子の襟の....