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抃舞
「抃舞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
抃舞の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻影の盾」より 著者:夏目漱石
人あるべし。その歌のこの盾の面《おもて》に触るるとき、汝の児孫盾を抱《いだ》いて
抃舞《べんぶ》するものあらんと。……」汝の児孫とはわが事ではないかとウィリアムは....
「明暗」より 著者:夏目漱石
された時、忽然《こつぜん》鮮《あざ》やかな※《ほのお》に変化した自己の感情の前に
抃舞《べんぶ》したのは彼女であった。眼に見えないでも、瓦斯《ガス》があったから、....
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
を投出し、戦士その剣を投出し、智愚強弱一切の差別を忘れて、青天白日の下に抱擁握手
抃舞する刹那は来ぬであろうか。あるいは夢であろう。夢でも宜い。人間夢を見ずに生き....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
冠を免《ぬぎ》て叩著《こうちょ》す、喇嘛手にてその頂を摩し、すなわち勝れてこれを
抃舞《べんぶ》す、女を生めば美麗なるを択びてこれを喇嘛に進むるに至る、少婦疾病あ....