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「抄出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抄出の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
りゅうちょう》なる記述の真味を知ることが出来ようかと思う。依って今その一節を左に抄出する事にした。 ……Even in the days when hope ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
むかしがたりしちやのくら》』二に、ある書にいわくと冒頭して引いた文も多分それから抄出したと見える。その『太平記』の文は次のごとし。いわく、 (延元元年正月、官軍....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
んはおおよそこれだけの事を語って、追って手近にある書籍の中から抽斎に関する記事を抄出して贈ろうと約した。わたくしは保さんの所在を捜すことと、この抜萃を作ることと....
中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註」より 著者:宮本百合子
ことは不可能であった有様がうかがわれます。 以下に、折々の通信のほんの一部分を抄出し、これらの通信の書かれた当時の雰囲気紹介のため、懐しい父への愛着のため、娘....
十二支考」より 著者:南方熊楠
で目撃した所を記した、法螺《ほら》抜きの真実譚だ。石橋君の著にはその大黒様の所を抄出したままで誤字も多少あれば、今は本書から引こう。いわく、また西方諸大寺皆食厨....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
、モーゼス自身が、その序文の中で細大を物語っているから、参考の為めに、その要所を抄出することにする。―― 『本書の大部分を構成するものは、所謂自動書記と称する方....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
一、この一巻は六朝・唐・五代・宋・金・元・明・清の小説筆記の類から二百二十種の怪奇談を抄出した。敢て多しというではないが、これに因って支那のいわゆる「志怪の書」の大略....
臨時急行列車の紛失」より 著者:新青年編輯局
的な半ば科学的な方法で事件を論じようと試みたものだった。記者は下にその主要部分を抄出してみたい。 『………該列車がケニヨン駅を通過したることは確かなる事実なり。....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ものである。その中に「玉露の由来」という一項があって問答しているから、次にこれを抄出する。 問 玉露と云茶は如何の茶にて何故玉露 と申す訳でござる。 答 玉露....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
伝に対して、それを反駁的に逆に書いている「吉岡伝」という一本がある。 僕はその抄出を他の書で読んでいるだけで、実物を手にしたことがないから、著者福岡某がどんな....
山の人生」より 著者:柳田国男
めるが、その一つは三百余年前に、因幡国にあった話で、少し長たらしいが原文のままを抄出する。『雪窓夜話』の上巻に書いてある話である。 「寛永年中のこと也。安成久太....