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投下
「投下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
投下の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
が開いて、そのものがふわふわと暖かい海面へ落ちて行く。何だろう、あれは……。食糧
投下かな、それとも機雷
投下か。わしたちは船橋に固まって、今にも爆発音が起るかと耳....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
来たとはどうしても考えられませぬ。それは恰も空中からこの地点へ向って数多の爆弾を
投下したならば、かような大穴があくことであろうと思ったことでした。 本当は僕に....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
は、裏口へ遁げようとしては、不審の面持で耳を澄した。だが、彼の予期するような爆弾
投下の爆音は、一向に、響いてこなかった。 「おかしいぞ。どうしたのだろう」 そ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ており、それよりやや左にぱらぱらと火の粉のようなものが落下して行く。それは敵機の
投下した焼夷弾だ。憎むべき敵と、ふんがいする。 やがて音も光も消え、元のような....
「地球盗難」より 著者:海野十三
、首を廻して大隅学士の方をみた。 「ねえ……着陸の方は味噌をつけちまったが、爆弾
投下術のこの見事なことはどうだネ、君。イヤあまり見事過ぎて、こんな軽業をやらにゃ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
の建物がうつりはじめた。 「先生、千五百メートルですよ」 「よし、では原子爆弾を
投下しよう」 博士は、右手のハンドルを廻した。 一秒……二秒……三秒…… ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
ンはあったであろうと、中尉は生死の間にも沈着に見当をつけた。全く、ものすごい爆弾
投下であった。 爆撃は、たった四、五分で終了した。 火柱も閃光も、ともに消え....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
いて、丁度A液がうまく浸みこんだ頃合を見はからって、こんどはB液の入ったB種弾が
投下されるのだ。このB液も、さっきのA液と同様に、地下深く浸みこんでいくが、どこ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
る砲撃戦が始まった。更に空中よりは、ものすごい数量にのぼる巨大爆弾が、釣瓶打ちに
投下され、天地も崩れんばかりの爆音が、耳を聞えなくし、そして網膜の底を焼いた。 ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
後で話をしましょう。それより目下最も大切なのは、本艇が積んでいる、成層圏落下傘と
投下無電機です。こればかりは敵に渡さないようにして下さい」 「敵、敵とは……」 ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
になってしまったものですから、爆撃員はすっかり面くらってしまいました。 「爆弾を
投下したが、爆発しない!」 と、妙な電文が、塩田大尉のところにとどきました。 ....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
い火焔がメラメラと立ちのぼり始めた。米国空軍の爆撃隊が、その得意とする爆弾の連続
投下を決行したのだ。 がーン、がーン。 それにつづいて、爆裂しそこなったよう....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
なにしろこの前も手を焼いた日本海軍の潜水艦だぜ」 光弾はひっきりなしに空中から
投下される。 駆逐艦は、警戒海面のまわりをぐるぐるまわって、命令があれば直ちに....
「空襲警報」より 著者:海野十三
いていた縞が崩れて、なにか白いものがスーッと落ちてきた。 「あッ、やったぞ、爆弾
投下だッ……」 誰かが大声で叫んだ。 白い爆弾の群は、斜に大きな曲線をえがい....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
を離れざりしが、『また幾らも来ますから……』とて、静に坐に直り、綸を埋めて、更め
投下しぬ。 漁史は、徐に身を起し、両腕|拱きて首を垂れしまま、前に輪を為せる綸....