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「投付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

投付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
は桜の花などが細かに描《か》いてあります。其の一番下の一合入の盃をとってポーンと投付けると文治郎も身をかわして除《よ》けたが、投げる者も大伴蟠龍軒、狙《ねら》い....
蘆声」より 著者:幸田露伴
。 小父さんが遊びだとって、俺が遊びだとは定ってやしない。 と癇に触ったらしく投付けるようにいった。なるほどこれは悪意で言ったのではなかったが、己を以て人を律....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
の癖に容ア見やアがれ、殴れ/\」 と何だか知りもしないのに無茶苦茶に草履草鞋を投付ける。 織「これ喜六、よくお礼を申せ」 喜「へえ、誠に有難えことで、初りは心....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
ねえ、返すから受取っておけ」 と腹掛のかくしから五十両の金包を取出し、幸兵衛に投付けると額に中りましたから堪りません、金の角で額が打切れ、血が流れる痛さに、幸....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
袖を引張るのを、 やま「お放しなさい」 と立上りながら振切って百度の籤をぽんと投付けると、柳田典藏の顔へ中ったから痛うございます。はっと面を押えて居るうち戸外....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
はいうのである。榊木君等の少年の頃には、円い平たい小石を拾って、烏の群を目がけて投付ける遊びがあった。そうすると烏は飛んで来てそれをくわえようとする。つまり雲仙....