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投売り
「投売り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
投売りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
買手がついたのを幸い、思い切って店を閉めることにした。 店仕舞いメチャクチャ大
投売りの二日間の売上げ百円余りと、権利を売った金百二十円と、合わせて二百二十円余....
「わが町」より 著者:織田作之助
店の権利の買手がついたのを倖い、思い切って店を閉めることにした。 店仕舞いの大
投売りの売上げ百円余りと、権利を売った金百二十円と、合わせて二百二十円余りの金で....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
浴びた板壁の板がひどく狂って反りかえっているのが多い。 有名な狸小路では到る処
投売りの立札が立っていた。三越支店の食堂は満員であった。 月寒の牧場へ行ったら....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
必要以上に多量に仕入れた商品は、それだけ格安に捌くことが出来るのみでなく、終には
投売りもするようになる。この順序が解っているから両会社も市中の乱売者を取り締るこ....
「贋物」より 著者:葛西善蔵
包を座敷の隅に置いて、 「じつはね、今度ね、祖先伝来の家宝を持ちだしてきたんさ。
投売りにしても千円はたしかだろう。僕の使う金ではないが、弟の商売の資本にするのだ....