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投縄
「投縄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
投縄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蠅男」より 著者:海野十三
を帆村はすかさず、 「えいッ」 と大声もろともすかさず投げ付けた丈夫な撚り麻の
投縄――それが見事蠅男の左腕の中程をキリリと締め上げた。 「さあ、どうだッ」 ....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
考えた。そして、アメリカの牧童が、あれ馬にまたがって、ふちの広い帽子をかぶって、
投縄をぶんぶんふりまわして、野馬や野牛にひっかけて生けどりにするように、白くまを....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
も有りますまい」 お鉄の自慢はそれだけの実力が有り余っていた。女ながらも掛縄、
投縄、引縄、釣縄、抜縄、何でもそれは熟練していた。捕縄の掛け方に就いても、雁字搦....
「三国志」より 著者:吉川英治
奔った。追いまくって密林の小道へ迫りかけた時、四方の巨木から乱離として鈎のついた
投縄や分銅が降った。関羽の駒はまた何物かに脚をからまれていなないた。天命ここに終....