抗拒[語句情報] » 抗拒

「抗拒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抗拒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本脱出記」より 著者:大杉栄
、その日の午後、こんどはとんでもない警察につかまってしまった。 秩序紊乱、官吏抗拒、旅券規則違反というような名をつけられて、警察に一晩、警視庁に一晩とめられて....
獄中記」より 著者:大杉栄
法違犯(屋上演説事件)一月半 四、兇徒聚集罪 (電車事件) 二カ年 官吏抗拒罪 五、 (赤旗事件) 二年半 治安警察法違反 これで見....
続獄中記」より 著者:大杉栄
実際にぶつかった。今でもその名を覚えているが、渡辺何とかいう、僕と同じ罪名の官吏抗拒で最高限の四年喰っている男だった。 この男とは、東京監獄でも同じ建物にいて....
赤旗事件の回顧」より 著者:堺利彦
ちがや)に移され、そして青鬼とあだ名された河島判事の予審に付せられた。罪名は官吏抗拒、および治安警察法違犯であった。公判の結果は、たかだが二カ月以上四カ月くらい....
獄中消息」より 著者:大杉栄
かりしていてまことに相済みません。 先きの電車事件が有罪となり、また新たに官吏抗拒事件というのが起って、目下私の在監中なのはすでに新聞紙や何かで御承知のことと....
三国志」より 著者:吉川英治
、城中へ矢文を射させた。 その文には、 今、明詔ヲ奉ジテ呂布ヲ征ス、モシ大軍ヲ抗拒スル者アラバ満門|悉ク誅滅セン モシ城内ノ上ハ将校ヨリ庶民ニ至ル迄ノ者、呂布....
私本太平記」より 著者:吉川英治
もう、お疑いはもたなかった。初めは、わざと自分を辱めるものか? と、あえてそれに抗拒の風を示されていたが、おもむろに、御態度は柔らいでいた。 「だが、尊氏」 「....