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「抗日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抗日の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
なみいらが団結した模倣力で、それぞれ本国の東洋に渦巻き起す風波の結果を考えると、抗日意識の高まりが戦争を惹き起してゆくことなど当然だと思った。これは行くところま....
文芸時評」より 著者:宮本百合子
疑うものは今日いないのである。 『文芸』の「現在中国文学界鳥瞰図」(鹿地亘氏)「抗日作家とその作品」(武田泰淳氏)を読むと、地球の東半球の文学もいかに意義ふかい....
明日の知性」より 著者:宮本百合子
と結婚した。スペイン人民戦線軍に従軍したオーデンは進歩的な作家で、のちには中国の抗日戦にも参加し、「戦線への旅」という作品がある。 スペインの内乱とともにヨー....
人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
ておきの老酒の甕が姿を消したり、泣き面に蜂の苦難つづきであったが、しかもなお彼は抗日精神に燃え、この広大なる濠洲の土の下に埋没している鉱物資源を掘り出し、重工業....
毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
うお前は醤買石じゃな。お前はまだ生きていたんか」 醤買石といえば、あの有名なる抗日遷都将軍の名である。すると醤買石も、ついに人間の皮を被っては遷都する先がなく....
私の信条」より 著者:宮本百合子
識人をふくむ全住民は、日本軍の侵略に抵抗して各地ではげしくたたかっていて、その「抗日救国」のビラやスローガンを通じて、中国のおびただしい文盲者さえ文字を知りはじ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
一九三六) 10 民衆論 西安事変以後の国民政府乃至蒋介石政権は、大体に於て抗日戦線を辿るかのように云われている。政権そのものの方針が果してそうかどうかに就....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
かろうと思うと断言している。なる程北鉄交渉は円満に手打ちとなるし、蒋介石氏をして抗日を謹慎させる件も或る程度まで成功であったらしい。少なくとも後者の問題は、蒋氏....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
で、お送りします。あれは大気に入りですから。達ちゃんへは、先のとき第二回のとき『抗日支那の解剖』を送りました。この間私が云っていたのは尾崎秀実の『今日の支那批判....
中支生活者」より 著者:豊島与志雄
三郎氏の存在に気付くであろう。 杭州は蒋政権軍資の源泉の一つでもあったし、また抗日意識の最も旺盛な土地の一つでもあったし、最近まで軍事上の前線的地域に位置して....
上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
り、随って重慶政府と密接な繋りを持っているだけに、単に一身の安全を図るためにも、抗日救国を口にせざるを得ないのである。 新支那中央政府の要人たる傳式説氏や趙正....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
である。 「わしらの国が附いている、武器でも食糧でも金でもドンドン送くる、頑強に抗日をつづけなさいよ」 と云って、ビルマルートを閉じたり、開けたりカー大使を自....