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折合う
「折合う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
折合うの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「喝采」より 著者:太宰治
のびがたき敵意、あの小説は、なんだい、とてんから認めていなかったのだから、うまく
折合う道理はなし、或る日、地平は、かれの家の裏庭に、かねて栽培のトマト、ことのほ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
そうです。私たちの志もその役に些かは立ちましたそうです。今返すのは五十円ぐらいで
折合うの一つだけだそうです。お父さんがそういう安心の裡で生涯をお終りになったとい....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
場を客観的に考えて見なければならぬ、ということだ。 問題は、要求と、労資双方の
折合う場との客観的な妥当性にあるのだから、ストは絶体絶命の最後のもので、調停が中....
「申訳」より 著者:永井荷風
から、先方の様子を見計らって、五円十円と少しずつせり上げ、結局七八拾円のところで
折合うのが、まずむかしから世間一般に襲用された手段である。僕もこのつもりで金高を....