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折手本
「折手本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
折手本の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
》まった。この御神さんは浜のものだとか云って、意気な言葉使いをしていたが、新しい
折手本《おりでほん》を二冊出して、これへどうぞ同《おん》なじものを二つ書いて下さ....
「明暗」より 著者:夏目漱石
薄い象牙札を振り出しては、箱の大きさと釣り合うようにできた文句入《もんくいり》の
折手本《おりでほん》を繰《く》りひろげて見た。そうしてそこに書いてある蠅《はえ》....
「道草」より 著者:夏目漱石
《つり》を取るべく店先へ腰を卸して頑として動かなかった。董其昌《とうきしょう》の
折手本《おりでほん》を抱えて傍《そば》に佇立《たたず》んでいる彼に取ってはその態....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
習い机と、硯箱が調えられた。白紙を一帳綴じたお草紙、字が一字も書いてない真っ白な
折手本、椎の実筆と、水入れと、※の柏墨が用意され、春のある日、祖母に連れられ、女....