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折折
「折折〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
折折の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
まのことを考えろ、と云ったフロオベルの剣先も、彼の故郷のルーアンを訪ねたころから
折折に泛ぶ僕の物思いとはいえ、千鶴子さんの念じる神、君の信じる神、僕の拝する神な....
「青年」より 著者:森鴎外
目を移している。汽車は品川にちょっと寄った切りで、ずんずん進行する。闇のうちを、
折折どこかの燈火が、流星のように背後へ走る。忽ち稍大きい明りが窓に迫って来て、車....
「後の日の童子」より 著者:室生犀星
、ときどき溜息をついては玄関の方をながめていた。恰も何かそこに影のようなものでも
折折見出さなければならないように……しかし童子はおとなしく、ただ小さい跪座をくん....