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抛却
「抛却〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
抛却の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
きでない。われわれに思想さえあれば、われわれがことごとく先生になれるという考えを
抛却《ほうきゃく》してしまわねばならぬ。先生になる人は学問ができるよりも――学問....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
――主膳は、キリキリと歯がみをしてその瞬間には、自分というものの過去は、すっかり
抛却され、一にも、二にも、憎いものに向って、その骨髄に食い入る憎悪心が燃え立ちま....