» 抜きん出

「抜きん出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抜きん出の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
かなかこれが釣れないのです。胆力衆に秀で、剣また並ぶ者なく、退屈することまた人に抜きん出て、どれもこれも人並み以上でないものはないが、釣ばかりはいかな早乙女主水....
夜の靴」より 著者:横光利一
の才腕には、たしかに天才的なところがあって、周囲のものにはただ打算に見えるだけの抜きん出た悲劇性さえ持っている。 「おれの悪口をみなは云うが、おれが死ねば何もか....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
森の観兵式を見物した群集のくずれらしいかなり多勢の行人の影が見えた。その頭の上に抜きん出て銀色に光る兜のうしろに凄艶な黒いつやの毛を垂らしている近衛兵が五六騎通....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
常に話していた。最もよく「中流社会」を代表した人物であったが、また一方にそれより抜きん出て万事にそれよりもすぐれていた。自分の血統を自負しながらも、自分自身の価....
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
細く曳いていた。 荏原屋敷の土塀に添って、なお一行は歩いていた。 と、土塀を抜きん出て、植込がこんもり茂っていたが、その植込の葉の陰から、何物か躍り出して宙....