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抜き手を切る
「抜き手を切る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渾沌未分」より 著者:岡本かの子
は高まる波間に首を上げて、背後の波間に二人の男のついて来るのを認めた。薫は黙って
抜き手を切るばかり、貝原は懸命な抜き手の間から怒鳴り立てた。 「ばか……どこまで....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
て、慄えが止まらないのである。 この頃のように、海水浴とか水泳とか、女が寒中に
抜き手を切るとかいう事の流行する時代において、かかる事を申上げるのは、誠に恥かし....